CATEGORY

投稿記事

事業用不動産のセールアンドリースバックとは?

セールアンドリースバック 不動産鑑定士が解説|仕組み・メリット・注意点 企業の資金調達や財務改善の手法として注目される「セールアンドリースバック」。本記事では、不動産鑑定士が専門的な視点から、セールアンドリースバック 不動産鑑定士の立場でその仕組み、メリット、リスクをわかりやすく解説します。 セールアンドリースバックとは? セールアンドリースバック(Sale & Leaseback)は、企 […]

専門家(不動産鑑定士)の視点から見た相続対策の進め方

はじめに:相続対策は「早めの準備」がすべて 相続は「いつか来るもの」ですが、実際には突然発生することも少なくありません。相続発生後に慌てて対応すると、税負担や不動産の分割トラブルなど、避けられたはずの問題に直面してしまうことがあります。 そこで重要になるのが、不動産の専門家である不動産鑑定士が関わる“事前の資産整理”です。鑑定士の立場から見ると、相続対策は単なる税金対策ではなく、「資産の現状を正し […]

ワンルームマンション投資の実態とリスクを専門家が解説

資産形成や副収入獲得を目的に、「ワンルームマンション投資」が注目を集めています。都心のマンションを購入し、賃料収入を得ることで安定した収益を狙う手法ですが、実際には想定どおりの利回りを確保できないケースも少なくありません。 本記事では、不動産鑑定士の視点から、ワンルームマンション投資の実態と注意すべきリスクについて解説します。 ワンルームマンション投資とは ワンルームマンション投資とは、主に単身者 […]

サブリース契約とは?仕組み・リスクを不動産鑑定士が解説

不動産投資や賃貸経営の現場でよく耳にする「サブリース契約」。「空室リスクを減らせる」「家賃保証がある」といったメリットが注目される一方で、実際にはトラブルも少なくありません。ここでは、不動産鑑定士の視点からサブリースの仕組みやリスク、資産評価の考え方をわかりやすく解説します。 サブリース契約の仕組み サブリースとは、オーナー(所有者)が不動産会社(サブリース業者)に物件を一括で貸し出し、その業者が […]

なぜ不動産の共有がトラブルになるのか?おすすめしない理由を不動産鑑定士が解説

はじめに 相続財産に不動産が含まれる場合、相続人全員で「共有」する形を選択することがあります。相続開始時には分割が難しいケースも多いため、一見すると妥当な解決策に思えます。しかし、不動産の共有は将来的なトラブルの火種となりやすいことが実務上知られています。以下では、その主な理由とリスクを解説します。 共有不動産の管理に関する意思決定の難しさ 民法上、不動産の共有は次のように定められています。 保存 […]

担保評価用の不動産鑑定とは?銀行が重視するポイント

担保適格の3原則とは 銀行などの金融機関が不動産を担保として受け入れる際には、まずその不動産が「担保として適格か」を判断します。このとき基準となるのが、担保適格の3原則です。 ① 安全性の原則(物理的・法的に安全か) 担保物件が物理的に安全であること(老朽化や災害リスクが小さい)に加え、法的にも安定していること(権利関係や法令上の問題がない)を求めます。たとえば、越境・建築基準法違反・権利関係の不 […]

鑑定コラム:限定価格の評価

限定価格とは 「限定価格」とは、特定の条件や関係者、利用目的を前提に成立する価格を指します。通常の市場(不特定多数を前提)で成立する「正常価格」とは異なり、不動産の併合等を前提とした場合に隣地所有者、共有者といった特定の相手方にのみ成立するする価格です。 限定価格が発生する典型的な場面 ① 隣地の併合 たとえばA土地とB土地が隣接しており、A土地が不整形・角地でB土地を取得すれば整形地・角地となる […]

不動産の売買にかかる費用まとめ|購入・売却で知っておくべきポイント

不動産の売買では、物件価格以外にもさまざまな費用がかかります。これらを正しく理解していないと、思わぬ出費で資金計画が崩れてしまうこともあります。ここでは「購入時」と「売却時」に分けて、かかる主な費用を整理しました。 不動産購入時にかかる主な費用 1. 税金関係 印紙税売買契約書に貼付する収入印紙代。取引金額によって変動(例:1,000万円~5,000万円の取引で2万円など)。 登録免許税所有権移転 […]

不動産鑑定士とは?

不動産鑑定士は、不動産の価格を公正かつ客観的に評価する国家資格者です。「不動産の鑑定評価に関する法律」に基づき、不動産の適正な価値を明らかにする唯一の資格として、司法や金融、税務など多方面で重要な役割を果たしています。 不動産は立地や市場動向、権利関係など多くの要素が価格に影響を与えるため、専門的かつ中立的な判断が不可欠です。当事務所の不動産鑑定士は、これらの要素を総合的に分析し、信頼性の高い鑑定 […]

遊休地の活用が節税につながる理由とは?

遊休地を放置すると税負担が重くなる 相続や投資で取得した土地を長年利用せずに放置しているケースは少なくありません。しかし、土地は利用していなくても固定資産税や都市計画税といった税金がかかり続けます。さらに、将来的に相続が発生時の評価額も建物が存在する場合よりも割高になります。つまり、遊休地は「使わなくても税金だけがかかる資産」と言えるのです。 活用によって評価額が下がるケース 不動産は「利用状況」 […]